導入事例
|三嶋フーズ|食品加工業|50名規模|
大型カッターミキサー導入で生産量2倍増加
社名 | 株式会社三嶋フーズ |
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業種 | 食品加工業 |
エリア | 大阪府 |
規模 | 約50名 |
定量効果 | ・歩留まり向上 ・加工時間1/3短縮 ・生産量2倍増 |
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定性効果 | ・安全性向上 ・品質向上 |
導入前の課題
当社は料亭、ホテル、結婚式場や百貨店向けに長年、総菜やお弁当、冷凍食品などを提供してきました。また、老人ホーム、高齢の病院患者様向けにムース食と呼ばれる食事を提供しております。
ムース食とは、噛むことや飲み込みむことが難しい高齢者の方でも、自分でおいしく食事をとるためのもので、野菜や肉、魚などの食材を細かく刻んだり、ペースト状にしたものを、片栗粉、ゼラチン、でんぷんなどのとろみ材を使って固めて作ります。
少子高齢化社会の影響で、ここ数年で需要が急速に増えており、過去5年間で4倍に成長しました。月に4.5万食のムース食の製造を行い、生産キャパシティーが圧迫されてきており、今後も生産量が増えていくことが予想されるため、生産の効率化を検討していました。
ムース食の食材は50種類以上あり、冷凍された食材を仕入れ、解凍して加工・攪拌を行っています。当初、食材の加工・撹拌には60ℓのサイレントカッターを使用しておりましたが、蓋がないため、食材の水分量が多いと容器の淵から食材がこぼれる、飛び散るなどの問題がありました。
そこで、蓋つきで使い勝手の良い食材加工機を導入することで、歩留まり向上と生産量増加を図ることとなりました。サイレントミキサーの代替機を探していたろころ、大型のカッターミキサー、ロボクープ「R-60」を知りました。
導入の決め手
50種類以上の食材のムース食の加工・撹拌に対応
この大型カッターミキサーは、丈夫なポリカーボネート製の蓋がついており、食材の水分量にかかわらず使用できます。蓋には安全装置がついており、開けると自動で止まる仕組みになっているため、間違って手を入れてけがをする心配もありません。
スピードも2段階で調整が可能で、加工時間もタイマーで設定できるため、50種類以上の食材でも、対象に合わせて最適な加工・撹拌に対応できます。これなら、食材が容器からこぼれることも飛び散ることもなく、安全で効率的にムース食の調理ができると考え、購入することにしました。
導入後の効果
大型カッターミキサー導入後数年で、生産量を4倍に増やし、消費者のニーズに応えることができています
大型カッターミキサーはカット・撹拌スピードや加工時間は事前にプログラム設定できるため、誰が作業をしても均一の仕上がりになります。出来上がりも滑らかになり、品質を向上させることができました。一度に45ℓの食材の大量処理が可能で、パワーも強力で処理が速く、作業者の人数を2名のまま変えることなく、従来のカッターミキサーに比べて食材の加工時間を1/3にまで短縮することができました。
導入後数年で、生産量を4倍(4.5万食/月→18万食/月)に増やし、高齢化社会が進む中で、消費者のニーズに応えることができています。