導入事例
|弁当・総菜工場|20名規模|
スチコン導入で調理時間を最大40%短縮
業種 | 弁当・総菜工場 |
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エリア | 神奈川県 |
規模 | 約20名 |
定量効果 | ・歩留まり向上 ・洗浄時間短縮 ・調理時間20%~40%短縮 ・ランニングコスト20%削減 |
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定性効果 | ・洗浄効率向上 |
導入前の課題
当社は、主に大手スーパーや、テイクアウト専門店向けに、お弁当、総菜などの製造を行っています。
弁当用の焼き魚、ハンバーグ、ローストチキン、その他蒸し料理などは、日本製のスチームコンベクションオーブン(スチコン)を使って調理していたのですが、購入してわずか3年程度でステンレスが劣化してきて、蒸気漏れなどを頻繁に起こしていました。修理が多く保守費用がかさみ、また焼きムラも多く、焼き直しや廃棄が発生しており、生産効率や歩留まりも非常に悪く課題になっていました。既存のスチコンに不満を感じていたため、性能の良いスチコンへの入れ替えを検討していました。
導入の決め手
そのような時、耐久性に優れ、均一の温度で加熱できるとの触れ込みのスチコンを発見しました。こちらのスチコンは、耐久性・安全性の高い設計で、優れた制御プログラムでオーブン内の温度を均一に保ち、焼きムラを防いでくれるとのこと。興味を持ったので後日展示ルームで実際の機器を見ながら、詳しく話を聞くことになりました。
金属の継目部は精密な技術で溶接されており、ドアは二重ガラスで、耐久性・耐熱性にすぐれた頑丈なつくりをしています。自動制御によるファンと、常に3点の温度センサーにより温度を監視しているので、内部の温度は均一に保たれ、焼きムラを防げるとのこと。
調理はたとえ同じ食材であっても、調理量やその日の環境によって、どうしても若干は焼き加減が異なってくるものですが、このスチコンは蒸気を制御することで、最適な焼き焼き加減をコントロールしてくれます。1つのレシピで最大9工程までプログラム登録ができ、例えばはじめは「強火で焼き色をつけ、その後弱火でじくり焼く」など火力の変化も自動で行うことができます。最大256個のレシピを登録できるので、ボタンを押すだけで様々な料理が調理可能です。効果の高さを感じ、購入することにしました。
導入後の効果
このスチコンのおかげで、焼き加減のバラつきがなくなり、料理の品質が向上し、歩留まりも改善しました。また、効率的な加熱処理を行ってくれるので、調理時間の短縮、光熱費の削減もできました。
自動で蒸気と熱風で汚れを落とす一次洗浄を行ってくれるので、手作業での洗浄時間も短縮でき、またハンドシャワーが搭載されているため、楽に庫内の洗浄ができます。新しいスチコンの導入で、料理の品質・歩留まりを向上させるだけでなく、作業時間の短縮や、ランニングコストの削減まででき、大変満足しています。