導入事例
|食肉加工工場|25名規模|
急速冷却・冷凍機導入で粗熱取りの時間を75%短縮
業種 | 食肉加工 |
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エリア | 岩手県 |
規模 | 約25名 |
定量効果 | ・粗熱取り時間短縮(4時間→1時間) |
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定性効果 | ・衛生面向上 |
導入前の課題
当社は地元のブランド牛、ブランド豚の加工・卸売りを行っています。小売り店や飲食店向けに卸売りを行っています。
創業以来、スライス、ミンチなどの精肉加工のみを行ってきたのですが、近年、社会状況を背景に調理済み食品の需要は年々増えています。当社も消費者のニーズに対応するため、また、より商品に付加価値をつけるため、冷凍ハンバーグの製造・販売を開始しました。肉本来のうま味が味わえる国産の赤身牛と、ジューシーな国産黒豚を使ったハンバーグは中~高所得層を中心に需要が伸び、地元のデパートやレストランなどでも販売されるようになりました。また、現在では流通の発展やインターネット通販によって、全国の消費者様へ商品をお届けしています。
ハンバーグは工場でミンチ加工した牛肉と豚肉と、みじん切りにした玉ねぎを混ぜ合わせ成型した後、スチームコンベクションオーブン(スチコン)を使って焼き上げます。スチコンで焼き上げたハンバーグは、常温で粗熱を取った後、冷凍をするのですが、粗熱取りから冷凍まで12時間程度かかっていました。
おかげ様で卸売り販売や、インターネット販売も順調で、生産量が増えていくにつれ、工場は常に忙しい状態になり、一方、働き方改革法案により、従業員の労働時間短縮を求められる中で、時間や手間がかかっているハンバーグの冷却・冷凍工程の改善を行いたいと考えていました。
導入の決め手
そのような中、90℃から-18℃まで急速に冷却できる冷却・冷凍機、イリノックス「MF100.1STT」を知りました。
この冷却・冷凍機は高温の食材もわずか3時間弱で-18℃まで冷凍することが可能で、大容量で一度に約250個のハンバーグの冷凍ができるとのこと。これならば、生産性を大幅に向上できると感じ、導入することにしました。
導入後の効果
導入した結果、ハンバーグの冷凍時間を1/4(12時間→3時間)に短縮することができました。生産性を向上させたことによって、従業員の残業や休日出勤も減らすことができました。操作は視覚的でわかりやすいタッチパネルのコントローラーで行うため、様々な背景の従業員が働く工場で、スムーズな導入・運用ができました。
急速冷却・冷凍機のおかげで、安定した生産を継続することで、全国の消費者様へおいしいハンバーグを提供できています。