導入事例
|菓子・デザート工場|360名規模|
大型ミキサー導入で処理時間を約60%短縮
業種 | 菓子・デザート工場 |
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エリア | 埼玉県 |
規模 | 約360名(パート含む) |
定量効果 | ・処理時間1/3に短縮 |
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定性効果 | ・衛生面向上 ・安全性向上 ・商品品質向上 ・作業性易化 |
導入前の課題
工場では、大手コンビニの店舗向けに、一日約12万食の洋菓子やデザートを製造しています。中でも人気商品の一つにモンブランがあります。モンブランはおかげ様で発売以来、徐々に売上を伸ばしていきました。しかし、生産量が増えると同時に、生産にかかる時間も増えていき、従業員の残業が常態的になっている状況でした。働き方改革を背景に、従業員の労働時間削減が求められる中、生産効率を上げることで、生産量を落とさずに生産継続できないものかと工程の改善点を探していました。
モンブランの主材料のマロンペーストは、煮詰めた栗を粉砕、ペースト化して作るのですが、当時は栗の粉砕に8ℓのミキサーを使っていました。モンブランの発売当社は生産量が少なく、小型ミキサーでも事足りていたのですが、生産量がだんだんと増えていったため、一度に大量の処理ができない小型ミキサーでは、何回にも分けて作業しなければならず、時間と手間がかかっていました。繁忙期にはマロンペーストを作るのに1日5時間程度もかかっていました。
そこで、ミキサーを大型化することで1回の処理量を上げ、加工時間短縮、投入・取出しの工数を減らせないかと考え、良い製品はないかと探すこととなりました。その結果、大量の仕込みが1回でできる大型のミキサー、ロボクープ「R-23」にたどり着きました。
導入後の効果
大型ミキサーの導入で、マロンペーストの1回の処理量が約3倍に
大型ミキサーの導入により、1回の処理量が約3倍(4ℓ→12ℓ)になり、マロンペースト製造の時間短縮、従業員の残業時間削減を行うことができました。さらに、刃の枚数が2枚刃から3枚刃になったことで、より均一に栗を粉砕することができるようになり、商品の品質も向上しました。
また、以前使っていたミキサーは、容器や刃がミキサー本体から外れない作りであったため、洗浄時など、取り扱いを慎重に行わなければなりませんでした。導入した大型のミキサーは、簡単に容器や刃が本体から取り外しが可能で、隅々まで洗浄ができるため、安全性、衛生面も向上しました。
タイマー機能で、ボタン一つで均一仕上がりが可能に
さらに、タイマー機能により、処理時間を設定すれば、誰でもボタン一つで同じ品質の処理ができるため、ベテランの従業員でも、新人のパート従業員でも誰でもバラつきなく仕上げることができます。大型のミキサーの導入により、処理時間の短縮、残業時間の削減だけでなく、商品の品質、安全性や作業性まで改善することができ、大変満足しています。