導入事例
|病院食・介護食工場|20名規模|
マルチ野菜スライサー導入で重労働改善・生産性向上
業種 | 病院食・介護食工場 |
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エリア | 青森県 |
規模 | 約20名 |
定量効果 | ・野菜の加工時間短縮 ・生産性向上 |
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定性効果 | ・衛生面向上 ・重労働改善 |
導入前の課題
当社では、病院や福祉施設向けの病院食・福祉食、ホテル向けの料理の製造・配食サービスを行っています。
セントラルキッチン施設開設当初より、より多くのお客様に美味しい食事を提供するため、また当社従業員が安心して働けるように、最新の冷凍機や、高温の食材でもそのままパックできる真空梱包機などの機器を導入し、効率的で生産性が高い食品づくりを心がけてきました。食事に使われるキャベツの千切りやきゅうりのスライスなどの野菜のカットには、コンベア式の野菜スライサーを使っていました。
しかし、このコンベア式野菜スライサーは刃が大きく重く、取り外しに工具が必要で、毎日の洗浄に手間や時間がかかっていました。高齢化により高齢入院患者様や老人ホーム、福祉施設入居者様が増えたことや、人手不足により病院や施設で職員の方が料理をする時間がなく、料理の外注化が増えたことを背景に、病院食・介護食の配食サービスの需要が伸び、生産現場は忙しくなっていました。さらに新しいお客様を開拓するためには、よりスピーディーな野菜の加工を行い生産能力を上げる必要があり、野菜スライサーの更新を検討することになりました。
導入の決め手
配食専門のコンサルティング会社に相談したところ、マルチ野菜スライサー、ロボクープ「CL-60E」の導入を提案いただきました。無料デモ機の貸出サービスがあったため、早速申し込んで使ってみることにしました。
マルチ野菜スライサーを実際に使ってみたところ、工具なしで簡単に刃の取り外しが可能で、刃の交換作業や分解洗浄の手間が削減できると感じました。コンベア式の野菜スライサーでは、加工後の野菜が入った重たい容器を人の手で運搬しており重労働となっていましたが、マルチ野菜スライサーは3つの容器を入れられる移動式カートがついており、大量の野菜を楽に運搬できます。
処理能力も十分で、最大1時間に850kgの野菜のカットが可能です。処理能力は高い一方、サイズはコンパクト(幅460mm・奥行750mm・高さ1,420mm)で、省スペースで作業ができます。これならば、現行のコンベア式野菜スライサーの問題点を改善できると考え、導入することにしました。
導入後の効果
導入した結果、スピーディーな野菜の処理、工具交換や洗浄時間の短縮が可能になり、生産性が向上しました。顧客数・注文数も順調に伸ばすことができ、現在では1日2,800食の食事を安定して供給しています。