導入事例
|ソース工場|50名規模|
自動撹拌ケトル(回転釜)導入で製造工程を40%削減
業種 | ソース工場 |
---|---|
エリア | 茨城県 |
規模 | 50名程度 |
定量効果 | ・6時間/日の攪拌作業の自動化 |
---|---|
定性効果 | ・社員の定着率工場 ・生産性向上 ・歩留まり改善 |
導入前の課題
工場では、飲食店で使うミートソースや、べシャメルソース、トマトソースを製造しています。
ソースは50ℓの釜で大量に仕込みを行うため、加熱に時間がかかり、1回の投入で約2時間がかかり、1日3回程度投入していました。ソースに使われている材料は焦げ付きやすいため、加熱している間、常に混ぜ続ける必要があり、この2時間×3回/日のかき混ぜ作業は作業者とって、重労働となっていました。従業員の退職理由が「体への負担が不安」という場合もあり、定着率が悪く、重労働作業を何とか改善しなくてはいけないと考えていました。
また、かき混ぜ作業にはコツも必要で、人によっては火加減が強かったり、かき混ぜ方が足らずに焦げ付かせることもあり、作業者の熟練度によって歩留まりや出来栄えにバラつきが生じ、作業の簡略化も行いたいと考えていました。
導入後の効果
ソース製造の自動化で生産性が向上、品質が安定化
そこで、加熱・かき混ぜ作業の自動化を検討していたところ、自動撹拌機つきの釜(メトス)を知りました。購入前に無料デモも行えるので、現場と同じ材料で調理したところ出来栄えが良かったので、購入することにしました。温度、加熱時間、撹拌スピードを設定しておくと、ボタンを押すだけで加熱とかき混ぜ作業を行ってくれます。このおかげて、自動化により空いた人手を別の工程に使うことができ、生産性が向上しました。また、同じ品質を保つことが可能になり、歩留まりも向上しました。
また、以前使っていた釜は食材の投入・取出し時に、釜についているハンドルを回して傾斜させる必要があり、重労働作業となっていましたが、導入した釜はボタンを押すだけで自動で傾斜する機能がついているため、作業負担も大幅に軽減できました。
より従業員が働きやすい作業環境に改善し、定着率も向上
自動撹拌機能付きの釜の導入で、重労働やスキルの必要な作業をなくすことができ、より従業員が働きやすい環境になり、定着率も向上しました。作業環境の改善だけでなく、自動化により生産性の向上、品質の安定化も実現できました。