導入事例

|製麺工場|20名規模|
急速冷却・冷凍機の導入で大幅な時間短縮に成功

その他 急速冷却・冷凍機 食品加工工場
業種 製麺工場
エリア 長崎県
規模 約20名
定量効果 ・冷却・冷凍時間2/5に短縮(6時間→2.5時間)
・生産性向上
定性効果 ・品質向上

導入前の課題

当社はスーパーや飲食店、食品商社向けに、ちゃんぽん、うどん、ラーメン、パスタやそばなどの冷凍茹で麺、生麺、乾麺の製造・販売を行っています。

市場のニーズに応えるため、冷凍生麺事業の展開へ

市場では、冷凍ゆで面の需要が急速に高まっていました。労働人口の減少により、人手不足の飲食店での調理時間を短縮するのため、加工済み食品の買入が増え、解凍するだけですぐに食べることができて、新鮮なまま長距離輸送・長期保存が可能な冷凍食品が求められるようになりました。当社は生麺、乾麺だけの製造をしていたのですが、市場のニーズに応えるため、当社も冷凍生麺事業を展開することになりました。

冷凍ゆで麺の製造を始めた当初は、500食分のゆでた麺を常温において粗熱を取り、その後プレハブ冷凍庫で冷凍していました。この冷却・冷凍工程に6時間程度かかっており、リードタイムが長くなっていました。その後も、冷凍麺の需要は年々伸びていき、多くのご注文をいただきましたが、工場の生産能力はひっ迫している状況でした。そこでリードタイムのボトルネックになっている、冷却・冷凍時間を短縮して生産効率を上げることができないかと検討することにしました。

導入の決め手

茹でた麺をすぐに冷やせる良い機器はないかと探していたところ、急速冷凍・冷却機イリノックス「MF350.2」を知りました。こちらの製品は、麺を高温のまま入れることができ、投入後、わずか約2.5時間程度で-18℃まで冷凍できるとのことで、これならば冷凍ゆで麺の製造時間を大幅に短縮できると考え、導入することにしました。

急速冷凍・冷却機 イリノックス「MF350.2」

導入後の効果

粗熱取りから冷凍まで1台でできる急速冷凍・冷却機で、冷凍ゆで麺の製造時間が大幅短縮し、品質が向上

導入後、うどんの冷却・冷凍時間を6時間から2.5時間に、従来の約2/5に短縮することができました。粗熱取りから冷凍まで1台でできるため、搬送や入れ替えの手間も省けました。また、急速に冷凍することにより、通常冷凍時に比べ食品の組織を傷つけない働きがあり、解凍したときにも味や食感、色合いが失われることもなく、商品の品質も向上しました。冷凍することで長期輸送が可能となるので、全国のスーパーや飲食店の店舗に商品を納入することができています。

おかげ様でその後も、冷凍ゆで麺の注文数は増えていき、今ではインターネット販売も開始し、1日約2,500食の冷凍麺を安定して製造・共有することができています。

1日約2,500食の冷凍麺の製造が可能に