導入事例

|弁当・総菜工場|250名規模|
スチコン導入で事業拡大!新規顧客獲得・売上アップを実現

肉・ハンバーグ 野菜 スチームコンベクションオーブン 惣菜・給食・弁当工場
業種 弁当・総菜工場
エリア 茨城県
規模 約250名
定量効果 ・売上アップ
定性効果 ・新規事業立上げ
・新規顧客開拓

導入前の課題

コンビニ・スーパー向けにサラダ、総菜、お弁当の製造・販売を行っています。

調理済み食品の需要が年々伸びており、生産量を増やす必要を感じていました。また洋食、中華など様々な海外料理が惣菜として一般的になっていることから、多様化・複雑化する消費者の食のニーズに応えるため、商品のバリエーションを増やしていきたいと考えていました。

当初は焼きものや炒めもの、生野菜サラダなどを中心に製造を行っていましたが、近年は健康志向の惣菜が増加してきたことから、蒸し料理の展開を検討していました。蒸し料理は油を使わずに調理ができるため低カロリーで、茹で物のように水に栄養素が溶けだすこともなく、健康に気を遣う方に好まれていました。

工場には焼成機やグリドル、野菜スライサーなどがあったのですが、蒸し料理用の食品機械はありませんでした。そのため、大量の食材を蒸すことができる調理機器を選定することしました。各メーカーや代理店に問合せて情報収集をしている中、20段トロリータイプで大容量のスチームコンベクションオーブン(スチコン)を紹介いただきました。

スチームコンベクションオーブン

導入の決め手

大量の蒸し料理の調理に、トロリータイプのスチームコンベクションオーブンを導入

このスチコンは、加熱調理に応じた蒸気量の制御により、素早く食材に熱を伝え、短時間で大量の蒸し料理の調理が可能とのことでした。また、調理工程をあらかじめプログラム設定しておくことで、ボタンを押すだけで調理が可能で、わかりやすいイラスト付きのタッチパネルで操作する仕様でした。そのため、経験が浅いパート従業員が多い当工場でも、誰でも簡単に調理することができると感じました。

さらに、自動制御のファンで室内の温度を一定に保ってくれるため、焼きムラがなく、均一な仕上がりにできることも魅力的でした。食品工場としては、スチコンを選ぶ際、品質が安定していることが重要でした。そしてトロリータイプのため、カートでそのままブラストチラーまで移動でき、調理工程だけでなく、工程の前後を考慮したロスの少ない効率的な生産が可能であることがわかりました。

焼きムラがなく、均一な仕上がりを実現

一方で、洗浄などの衛生面での仕様も気になる点でしたが、自動洗浄でしっかり汚れを落とすことができるので、手作業での洗浄がほとんど必要ありませんでした。スチコン自体の形状がシンプルで洗浄しやすく、さらに本体にハンドシャワーがついているため、手作業での洗浄も楽で、食品工場として使いやすいと感じました。

そこで、導入する前に展示ルームへ行き、実機を使ったデモを視察しました。実際のスチコンに触れて確認しましたが、食品工場での使いやすさを考慮した設計であることを実感し、性能の高さを感じたため、2台を導入することにしました。

導入後の効果

食品工場として対応できる惣菜やお弁当の幅が広がった

スチコンを導入したことで、今までできなかった蒸し料理の注文を受注できるようになりました。処理能力が高く、例えば枝豆だと1台で1回に120㎏を蒸すことが可能となりました。あまり使用したことがない従業員が操作しても使いやすく、安定した品質で生産できるようになりました。

また、掃除に時間がかかることもなく、衛生的に使用し続けることができています。食品工場として対応できる惣菜やお弁当の幅が広がり、2台のスチコンのおかげで、新規顧客開拓と、売上をアップすることができました。