導入事例

|弁当工場|30名規模|
自動撹拌ケトル(回転釜)導入で調理自動化・品質安定化

肉・ハンバーグ 野菜 自動撹拌ケトル 惣菜・給食・弁当工場
業種 弁当工場
エリア 大阪府
規模 30名程度
定性効果 重労働の解消
品質の安定化

導入前の課題

当社では弁当販売・配送を主力事業として展開しております。また、別途から揚げ専門店も経営しております。

主力メニューとしては、「麻婆豆腐」や「チャーハン」などの中華料理や、から揚げ専門店向けの「から揚げ」があります。もともとは、回転窯を用いて手作業で、麻婆豆腐のかき混ぜや、チャーハン等の撹拌を行っており、調理担当者が、一人付きっきりで対応する必要がありました。また、一度に大量の調理を実施しているため、撹拌作業が重労働となっていました。

回転窯での麻婆豆腐の大量調理では、かき混ぜ作業が重労働で課題に

導入の決め手

そこで、「自動撹拌機付きの釜」(メトス)をご提案いただき、試しにテスト導入をお願いしました。こちらの自動撹拌機付きの釜は、温度、加熱時間、撹拌スピードのきめ細やかな設定が可能で、設定さえすれば、あとはボタンを押すだけで加熱しながら、かき混ぜ作業を行うことが可能で、当工場の調理にも対応が可能とのことでした。

そして、テスト導入を実施した際には、麻婆豆腐とチャーハンのデモをお願いしました。特に麻婆豆腐は、自動で撹拌した場合には豆腐が崩れてしまうだろうと考えていたため、気になっていたポイントでした。しかし、豆腐を崩すことなく自動で撹拌・加熱が出来たため、非常に驚きました。

さらに、から揚げを調理する仕込み段階で、鶏もも肉とタレを混ぜあわせる作業がありますが、その際の撹拌作業もこちらの機械で可能でした。ほかにも、ハンバーグのたねを作る際の撹拌も問題なくこなしており、調理の精度の高さと、調理の汎用性の高さから、導入を決断いたしました。

導入後の効果

導入後は、一人が付きっきりで調理をしていた麻婆豆腐の撹拌作業がなくなり、その分を他の業務や調理に充てることができ、生産性が向上しました。また、満遍なく加熱する必要のあるチャーハンの調理も、自動でかつ高品質にできており、歩留まりの向上も実現しました。調理の自動化を図りながらも品質の向上を実現できたため、こちらの自動撹拌機付きの釜には、大変満足しております。

ひき肉に味付けしながら撹拌
焦げやすいあんかけも加熱しながら自動で撹拌